d.表示面が暗くて見づらい。 e.内照式サインがまぶしい。 f.内照式の商業広告がまぶしい。 g.一般照明の直接光源がまぶしい。 2)聴覚の衰えによって困ると感じる内容には、次の例などがある。 a.構内放送が反響音や周囲騒音で聞きづらい。 b.肉声の放送は、声や話し方で聞きやすさの違いが大きい。 c.補聴器を使用していると、衝撃音が多い。 3)脚力の衰えによって欲しいと感じる内容には、次の例などがある。 a.エレベーターの位置を知りたい。 b.構内を移動する際、上り下りの少ない経路を知りたい。 c.短い歩行距離ですむ経路を知りたい。 d.タクシーやバスに早く乗れる経路を知りたい e.ホーム上で、すいている車両位置を知りたい。 f.ホーム上で、エスカレーターの位置を知りたい。 4)判断力の衰えによって困ると感じる内容には、次の例などがある。 a.複雑な券売機・精算機の操作方法がわかりづらい。 b.複雑な図形表現がわかりづらい。 c.あいまいな表現がわかりづらい(例えば矢印の指している向き)。 5)記憶力の衰えによって困ると感じる内容には、次の例などがある。 a.何度来ても移動経路が覚えられない(例えば出口方向)。 b.カタカナ名称が覚えられない(最近では施設名にカタカナが多い)。 6)体力や気力の衰えによって困ると感じる内容には、次の例などがある。 a. 無理な姿勢で情報を読み取ること。 b. 地図などで、多い情報の中から自分に必要な情報を拾いあげること。 c. 誘動サインなどで、忍耐強く情報を探して辿ること。 7)瞬発力の衰えによって危険に感じることには、次の例などがある。 a.発車ベルが終わってすぐに車両扉が閉まること。 b.目や耳で危険を察知しながら、とっさに動けないこと。 8)上記に加えて、とっさに言葉を返せない、動作が緩慢になることもあって、他の利用者や係員に対する気後れや、迷惑をかけない遠慮などが日常的に観察できる。 このことから、 a.駅員がやさしく対応してくれるとうれしい。 b.案内を専門とする係員がいて欲しい。 との要望があることが推測できる。 2. 現状設備への評価
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